『恋のサプライズ2』リーディング用演出例付き台本

ここに紹介するのは、私のゼミの学生たちがせんがわ劇場(@調布)で『恋のサプライズ2』を上演した際の公演台本です。『恋のサプライズ2』は三幕の喜劇なので、そのままではゼミ公演には長すぎる。そこで第二幕だけを取り上げ、第一幕の抜粋とレジュメを前に付けました。その時の演出もト書きとして入れてあるので、そのままリーディング公演用台本として使えます。ストーリー的には、侯爵夫人とシュヴァリエという主人公二人の恋のなれ初めから恋の成就までの話。これを劇構成的に見ると、第一幕で生まれた恋が、第二幕でこじれるけれどもやがて誤解が解けて仲直りする・・・のだけれども、それで終わりではなくて、第三幕でまたこじれて、しかし、最後にはやっぱりすべて解決してハッピーエンド・・・といった、Kドラマ的展開。第二幕だけで一旦話がまとまっています。解決されない疑問が幾つか残りますが、とりあえずは忘れてしまえるほど、一旦話がまとまります。なのでこの縮小版台本で十分公演ができて、しかも、びっくりするほど面白い。十八世紀フランス喜劇をレパートリーに・・・というチャレンジ精神に充ちた大学・高校の演劇部員は、ぜひ試してみてください。

リーディング用演出付き台本は以下のリンクから見られます。

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