ここに紹介するのは、ゼミの学生たちとリーディング公演をした時の台本です。
じっと動かずにリーディングをするのではやはりイメージが膨らみにくい。台本は手に持ったまま少し動きを付けて、演じる方にも見る観客にも面白い芝居にしようという試みです。演出を付けることで、笑わせるポイントなどもつかみやすいのではないかと思います。リーディングの参考にしてみてください。(ゼミ公演の現実に合わせてエキストラ役を少し整理しました。)
ジェンダー不平等のテーマにダイレクトにアプローチした傑作喜劇ですが、劇の終わり方にはちょっと物足りなさを覚える人もいるかもしれません。けれど、日本社会の実情からするとむしろリアルな展開だという見方もできるでしょう。ジェンダー平等を実現するための議論が始まり、物事が前に進むかと思える時、エルモクラートのような「オヤジたち」がデマや策略を駆使して潰してしまう。ジェンダーフリーのバックラッシュ問題、夫婦別姓の問題、賃金格差の問題・・・問題は次々と山のように。医学部の入試選抜ジェンダー差別が発覚したのはついこないだ。「女はおしゃべりだから」と、ソルバン氏そっくりの発言をしてクビになったオリンピック会長もいたし・・・
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